2017年10月21日

ツルマラソン

4日前に「ツルマラソン大会」(鹿児島出水市)参加費の返金が現金書留で届いた。
明日22日の衆院選挙日と重なったことで、大会中止となったため、参加費をエントリー者全員に全額返却したものだ。返金手続きはたいへんな作業であっただろう。お察しする。

この「ツルマラソン」は、コース自体は起伏があり難コースであるが、大会運営の良さに意気を感じて毎年参加している。10月開催で気温が高いことが多く、当日の受付時に、その日の天候、予想気温を告知した案内書をくれる。その用紙には、給水紙コップの取り方、飲み方の解説まである。そして、完走後には、無地のタオルをくれる。これがありがたい。ゴールの会場は、マラソンに知悉した老爺の名解説アナウンスが響いている。実にランナー心理の分かった人が先頭となり運営されている大会だ。同じ10月ある「筑後川マラソン大会」(福岡県久留米市、こちらも今年は台風被害の影響で開催中止)とは対照的だ。「筑後川」は年々、商売っ気が強くなってきたと感じたので参加をやめた。

朝読は『シェイクスピアの時代のイギリス生活百科』(イアン・モーティマー著)を読了。16世紀後期からのエリザベス朝を全方位的に扱った社会史である。面白い部分もあったが、500ページを読み通すのに窮した箇所も多かった。著者の未邦訳の「タイムトラベラーズ・ガイド」シーリズの邦訳刊行を待ちたい。
posted by 太田黒 剛 at 10:13|

2017年10月06日

鉄道からみた近代史。その次はコンテナ船からみた現代史へ。

朝読は『世界鉄道史 血と鉄と金の世界変革』(クリスティアン・ウォルマー著)を読み終える。
500ページ余りの大著で「世界」の鉄道を対象にしているため内容は広域。『鉄道の誕生 イギリスから世界へ』(湯沢威著)を読んだに比べれば、今回は消化不良ぎみたった。

しかしながら、『世界鉄道史』を読んだ一番の目的は、アメリカの鉄道の成り立ちを追いたかったからだ。
いくつかのアメリカの鉄道についてのエピソードも楽しめた。

例えば、「1880年代のニューヨークは、碁盤目状の真ん中に、高架の鉄道網を建設した」、「街の環境に悪影響を及ぼすせいで嫌われて、あっという間に地下鉄にその座を譲り渡すことになった」。
一方、その時代に作られた高架鉄道が今も残っているのがシカゴだ。このシカゴの高架鉄道は私も乗ったことがある。シカゴの街を表す象徴のようなものだ。
「<イリノイ中央鉄道>はもともと郊外住民を顧客に想定しており、したがって都市のスプロール現象をうながすことになった」
私がシカゴに行ったのは20年ばかり前であるが、まさにこのスプロール現象を目の当たりにした。夜となれば、シカゴ中心街で働くホワイトカラー層は、自宅のある郊外へと帰る。街中は、ひと気がなくなる。治安が悪く、日が暮れたら外は歩けない。今は状況が変わったかもしれないが…

「アメリカの鉄道会社は第一次世界大戦後も、時間に正確で贅沢な設備を整えた豪華列車を主要路線に走らせるという方針を守り続けた」。なかでもニューヨーク〜シカゴ区間の<20世紀特急>は、旅客の靴裏がプラットフォームにじかに触れないように赤いカーペットを敷いた。これが「レッド・カーペットでもてなす」始まりとなった。

鉄道からみた近代史。
次は船の物流を一変させたコンテナ船からみた現代史へ。『コンテナ物語―世界を変えたのは「箱」の発明だった』(マルク・レビンソン著)を読み進めている。
posted by 太田黒 剛 at 15:29|